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彼女はくノ一! 第六話 (156)

第六話 春、到来! 出会いと別れは、嵐の如く!!(156)

「仮に出来るようになっても、安易に他人の心を覗いたりしちゃいけないと思うんだ」
「プライバシーとか、そういうこともあるけど……」
「それ以上に、迂闊に覗いてしまったら、ボクたちの方に変な影響があるかも知れない」
「いや、きっとある」
「挙動不審になる」
「中を覗く前と後では、変わってしまう」
「人間は……複雑だから」
「ボクらも、他の人も」
「みんな、影響を与えあっている」
「普段から、普通にそばで暮らしているだけで」
「でも、佐久間の技みたいなチートを経由しちゃうと……」
「影響しあう、ではなくて、一方的に影響を受ける」
「そして、影響を受けた結果、ボクたちが変質したことを……ボクたちは、他の人たちにうまく説明できない」
「佐久間の技を使って他人の心を読んだりするのは、非対照的な関係で……」
「一方通行の、影響力」
「もっとお芝居とかがうまくて、受けた影響を無視して振る舞えればいいんだけど……」
「一般人は、ボクたちよりも複雑で……」
「ボクたちは、シンプルだ」
「うまくごまかせるわけがない」
 三人は額を寄せあったまま、「……うーん……」とうなって黙り込んでしまう。
「この話題は、もういい」
 やがて、テンが顔をあげる。
「話しを、おにーちゃんのことに戻そう」
「そうそう。
 おにーちゃんと楓おねーちゃんが最近、妙にしっくりいっているのは確か」
「孫子おねーちゃんも、焦ってる」
「ボクたちも、焦る」
「でも、ボクたち一人一人だと……」
「楓おねーちゃんや孫子おねーちゃんほど、おにーちゃんに強い印象を残せないみたい」
「やっぱ、単純なのかな? ボクたち。他の人たちに比べて」
「そういうこともあるのかも知れないけど……」
「それ以上に、おにーちゃんは、ボクたちのこと……」
「妹みたいにしか、思ってないのかな? やっぱり……」
「ボクたち、おにーちゃんよりよっぽどしっかりしているのに……」
「でも、この体だから……」
「外見の印象は、やっぱり強いよ」
「でも、順調に育っているじゃん」
「確かに、このままでいけば、あと何ヶ月かでおにーちゃんと並んでも不自然じゃなくなるけど……」
「その何ヶ月かの間に、すべてが手遅れになることもあり得るわけで……」
「早急に、なんらかの手を打たないと……」
「一人一人で駄目なら、三人でいけば……」
「あと、男の人が喜びそうなことをおにーちゃんに仕掛けていく、とか……」
「その手の資料は、ネット上にごろごろしているって先生がいっていたな……」
「いやらしいやつ? 確かにいっぱい、いくらでもあるけど……」
「……おにーちゃん、そういうのにあんまり興味ないんじゃ……」
「なにもやらないで手遅れになるよりはマシでしょう」
「どうせやるんなら、とことんいかないと……」
 三人の密談はまだまだ続いていくようだった。

 一方、香也は、夕食後も居間に残り、楓を相手にして試験勉強に余念がなかった。とはいっても、昨日、今日と荒野のマンションで半日以上、みっしりと密度の濃い試験対策を行ってきたのは、楓も知るところであり、この夜は楓が何問か、出題される可能性が高い問題を出し、それを香也が答える……という最後の確認作業をおこなっていた。
 楓としては、沙織が香也に対してどの程度、知恵を授けたのか、確認しておきたかった。
「……すごいですね……」
 その結果を確認した楓は、半ば呆れたような口調でつぶやく。
「香也様……。
 大きな弱点が、だいたい潰されてます……」
 そのように楓が関心してみせても、香也は例によって「……んー……」と生返事をするばかりだったが。
 もちろん、それ以前に地道に繰り返してきた成果かがあればこそ、ということも、多々あるのだが……それでも、楓は、これだけ短期間のうちに的確に香也の記憶が曖昧な部分を見抜き、その弱点を補強して見せた沙織の指導法に、恐れ入るばかりだった。
 これだけ覚えていれば……本番の試験で素直に実力をだしきれば、香也は、平均点を大きく上回る成績が筈だ。楓が予測していたところでは、沙織の指導を受けない状態だったら、なんとか平均点程度はいくかな……という見当だったので、わずか半日のうちに飛躍的に弱点を克服したことになる。
「……なんか……ぼく以上に、ぼくが覚えていないところを、わかっているみたいだった……」
 というのが、香也が漏らした沙織の指導法への感想だった。
 おそらく沙織は……聡い、のだろう。いろいろなことについて……。
 と、楓は思う。
 記憶力や頭の回転だけではなく、他人の表情をよく観察し、細かな感情の動きをかなり正確に予想したり……普通の人も、日常生活でそれなりに行っていることを、より緻密に行っているのではないか……と、楓は予想する。
 楓は、何故茅があそこまで沙織のことを丁重に扱っているのか、居間になってようやく理解できた気がした。

「……ここまで出来ているのなら……」
 楓は、おずおずと香也に提案する。
「香也様もお疲れでしょうし、今夜はもう、お勉強はおしまいにしましょう……」
 今週に入ってから、香也は、かなりの時間を試験勉強にとられている。香也にしては珍しく、ここ数日はほとんど絵を描いていないのではないか? これから寝るまでのわずかな時間、香也を解放しても罰は当たらないだろう……と、楓は思っていた。
「……お風呂、空きましたけど……」
 ちょうど居間に入ってきた孫子が、二人に声をかけてきた。
「……あー。そううだな。
 テンちゃんたち、部屋に籠もってなんかやっているみたいだし……」
 孫子のすぐあとに続いて居間に入ってきた羽生が、孫子の言葉尻を引き取る。
 どうやら楓が話していた内容を、孫子も漏れきいたようだった。孫子にしても、昨日、香也の状態を確認しているので、断片的に聞こえきた単語を繋いで、楓が行いそうな判断も、容易に推測することができた。
 二人はたった今、風呂からあがったばかりの、上気した顔をしていた。香也と楓が炬燵にあたりながら勉強をしている間に一緒に入浴していたのだった。時間と燃料費の節約のため、時間が空いている者同士が一緒に入浴する、ということは、この家では普通に行われている。
「……んー……。
 わかった……」
 香也は、素直にそう応じて、勉強道具を片づけはじめた。


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