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彼女はくノ一! 第五話 (248)

第五話 混戦! 乱戦! バレンタイン!!(248)

 香也の指が、孫子の中をまさぐっていた。中の形を探るように、慎重に、指先がゆっくりと壁面をたどっていく。ゆっくりと内部をかき分けられる慣れない感触に、孫子は思わず「んふっ!」っと鼻息を荒くする。
「……い、痛い?」
 孫子の背中が震えたので、香也が、おどおどした口調で尋ねた。
「い、いや……慣れてないものから……」
 孫子の方も、普段の自身に満ちた挙動とは違い、どこか自信がなさそうな声で答えた。
「……香也様が優しく触ってくれますので……痛くは、ないです……。
 その、くすぐったいというか、触ってもらっているところが、暖かくなるような……変な、感じで……
 ……あっ。
 あの……もっと、続けてください……あっ……そう……んっ……そこっ! あっ! あっ! あっ!」
 孫子はこみ上げてくる声を押し殺すために、目をつむって香也の男性を口にくわえ、むやみに舐めまわした。そうやっていても、喉の奥から「……んっ! んっ! んっ!」というくぐもった声が漏れてくる。
 一方、孫子の中を指でまさぐっていた香也は、孫子が声をあげはじめたのは苦痛のためではなかった、ということを確認し、さらに調子に乗ってかき回しはじめる。自分の動きに対して孫子がいちいち反応を返すのが、面白くなってきている。そもそも、香也は、それまで「他人」というものに対する関心が、極度に乏しかった少年であり……それが、こういう形で「他者とのコミュニケーション」に興味を覚え、積極的になりはじめている……というのも、問題があるのだが……香也と孫子は、この時点ですでにスイッチが入っており、もっと動物的な性衝動に従うばかりである。
 二人とも、「おぼえたて」、だった。
 香也の指が動くに従って、孫子の秘処からじゅぷじゅぷぷと透明な液体がしみ出してきて、泡を含んで下にあった香也の顔に落ちてくる。そうした孫子の分泌物を香也は特に汚い、とは思わず、むしろ、何故か、「……直に、舐めてみたい……」という衝動に駆られた。みれば、孫子は、抜けるように白い肌の持ち主であり、なんとなく、「……触るだけでは、もったいない……」と、香也は思うようになってきている。
「……あの……もっと、いろいろ……触ったり、舐めたりしても……」
 香也は、相変わらず気弱な調子で孫子にお伺いを立てた。
「……ふぁっ!」
 香也の逸物から口を離し、孫子が、切なそうな声をだした。
 他ならぬ香也が、「自分から、求めてきている」事実は、それまでだってそれなりにヒートアップしていた孫子の昂揚をさらに加速させた。
「あっ……いいっ! いいです、いいですっ!
 もっと、もっとぉ……」
 言葉を聞くと同時に、もはや辛抱できない、といった感じで、香也は、孫子の股間に直接口をつけ、舌で舐め回しはじめた。
 最初のうちは秘裂にそって表面に舌を這わせる。ざらざらと陰毛の感触。その中心部の、盛り上がった性器の、しめった感触。
 孫子は、
「……うひぃっ!」
 と、声をあげて背を仰け反らせ、全身の力を抜いた。
 結果、手足の力も抜けて、下にいる香也の上にどうっと体を降ろすことになったが、香也の方はそれにもかまわず、夢中になって孫子の性器に舌を這わせている。ぶちゃぶちゃっと夢中になってそこに口をつけているうちに、いつしか鼻とか顎、舌や口で孫子の襞をかき分け、内部へと、舌を進入させた。
「……ひゃっ!
 あっ! あっ! あっ! ……」
 孫子は、上下逆さのまま香也の胴体に絡めた手足に力を込め、抱きすくめる。
 それまで、一方的に香也に奉仕したことはあるが、香也からの愛撫をまともに受け止めたのは、孫子にしてもこれがはじめてのことであり、なおかつ、それまでの経験やシルヴィとのレッスンで、なまじ中途半端に体感が開発されているので、孫子が感じる部分は多かった。
「……ああっ!」
 孫子はすぐに昇り詰め、小さくそう叫んだかと思うと全身をぷるぷると震わせ、ついで、ぐったりと脱力して布団の上に身を投げ出した。
 孫子はそのまま、布団の上に身を投げ出して、目を閉じ、はぁはぁと荒い息をついていた。
 が、すぐに香也が、
「……あ、あの……」
 といいながら、ぐったりとした孫子の上に、覆い被さってきた。
「ごめんっ!
 もう、我慢できない!」
 孫子の上に覆い被さってきた香也は、そのまま一気に孫子の中央を刺し貫く。
 にゅるん、と香也の硬直が入っていく感触だけで、孫子は、背筋がぞくぞくと震えるような歓喜に包まれた。
「……一緒になっている香也様と一体になっている今一緒になっている……」
 と、孫子は実感し、根本まで差し込まれた段階で、主としてメンタルな要因で、二度目の絶頂を瞬時に迎えた。
 香也の方は、孫子の反応を気にする余裕もなく、従って孫子の体が相変わらず細かい痙攣を続けているのにも気づかず、中の感触を楽しむのに夢中で、最初はゆっくりと、慣れてくると、徐々に早いピッチで、孫子の上で腰を振りはじめた。ぶちゃずちゃずちゃ、と、結合している部分から音がしはじめ、最初のうち、痙攣するばかりで無反応だった孫子も、徐々に意識を回復し、汗だくになって孫子の上で動いている香也の肩や背中に手足を絡ませてしがみつき、目を閉じて、「香也が与えてくれるもの全て」を受け入れた。
「……犯されてる犯されてるわたくし今香也様に犯されている……」
 とか、そんな単純な思考しか、今の孫子にはできない。
 肉体的に受ける快感もあった。
 それに、今この瞬間は、香也を独占している、という快感もある。
 基本的に冷静で状況判断能力に秀でた孫子は、香也が我に返れば、この行為自体は今後の人間関係に深い影を落とすことはないだろう……と察知していた。が、例え一時的に、であっても、薬の力を借りずとも、香也を夢中にさせることができた……ということが、今回のことで証明されたわけで……今の段階では、それで満足するべきだろう……と、頭の隅で冷静に判断している。後は、こまめにこういうチャンスをみつけ、香也との絆を深めていけばいい……と、孫子は思った。
 プライドの高い孫子は、「既成事実を作って香也をものにしたい」のではなく、あくまで、「自分の魅力をアピールして、香也に自分を選択して貰いたい」のだった。
 不器用、かつ力強い動きでピストン運動を繰り返す香也を受け入れながら、孫子は、油断すれば自分の喉から漏れてしまう歓喜の声を飲み込むのに、精神を集中しなければならなかった。





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